風のなか、森のむこうの小鳥のさえずり

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おおさか!

 

 本日はK氏および共通の知人と大阪でごはん会のつもりだったのですが、いろいろあって延期に。しかしながら大阪行きますよーモードだったので、敢行してまいりました。

 まずは本町のINAXあらためLIXILギャラリーへ。ここの出版物(図録)が魅力的で、ついつい出る度に選書してしまうという……で、しかも今やってるのが「種子のデザイン」というめっちゃ好きな分野の展示なため、うっかり行ってしまったのです。しかも無料!(スペースはそう大きくありませんが/あとショールームを抜けて行くのでけっこうへんな気分/しかしテルマエ後なのでちょっとたのしい)
 飛ぶ種子、食べられる種子、山火事になると飛び出す種子など、いろんな種子をじっくり楽しみました。

 ほんでのたのた歩いて梅田へ。途中、朝電話でいろいろと揉めてわたしが居住地で買ってくから! と半ば罵るように(笑)決め付けた前売券の購入をうっかり忘れていたことに気付き、いわゆるてへぺろ状態でチケット屋へ……すみませんでした。
 早めの夕食を摂りに、ノースゲートビル(だっけ)をうろちょろした挙句スペインバルで軽く夕食。飲み物のオーダーをしなかったせいか、店員さんがちょろちょろと何度もお皿を下げに来るのに笑けてしまいましたわよ。でもおいしかったです。今度はちゃんとお酒頼んでゆっくりしよ、と思うくらいには。


 それから今日のメインイベント! である映画「宇宙兄弟」鑑賞ー。K氏が原作の連載第一話から目をつけていたそうで、わたしも16巻までお借りして読んでおります。ということで以下、ねたばれ感想です。


 まず第一に申し上げたいのは、たいへん! とんでもなく! できのいい映画であるということ。脚本も構成も技術もほんとうによかったです。原作が長期にわたって連載中の作品を映画化するって、エピソードやキャラクターや個々のキャラクターの性格の要素をいかに削るかが勝負どころだと思うのですが、それがすっごくうまいなあ、と感じました。原作ファンには涙をのんでもらって……みたいな。ムッちゃんは実は技術屋としての力量がものすごいんだよ! てところがなかったのは残念無念、しかし入らないよなあ(尺的に)というのもよくわかります。あと、日本人初の月面着陸があるっちゅータイミングで宇宙飛行士の採用試験はせえへんやろ、とは思いますがまあ……しゃーないよね。その分すごい見せ場になってたなーと。
 オープニングがもうすっごくセンスが良かった。「プチ・ニコラ」を観た時のようなわくわく感とセンスの良さがありました。これ観ただけでもう満足! て思ってたらそのあとがよかった、いやーすごいわー。
 あと個人的にうっかり泣きそうになったのが、実は権田原さん(だっけ、JAXAのいろいろ小回りっぽいことしてる女性)に感情移入してしまって……という……。あの、「それでは管制室へご案内します」のところ! いや、自分が仕事できゃっきゃ遊んでもらっているあの子たちが将来図書隊に入隊して良化委員会と戦闘しよったりしたらもうたまらんよな、みたいな(他のフィクションまじってますよ)。
 正直邦画で実写でこんなに大満足することがあろうとは思っていませんでした。よい作品をありがとうございます!

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4月の読書記録・前半

 

 けっきょく黄金週間は2日間おでかけして風邪っぴき→3日間ほとんどひきこもり→1日おでかけするもふらふら、でございました。かるく副鼻腔炎ぽかった。気をつけよう……。
 最後の日は京都シネマで「少年と自転車」を観てきました。えぐられるー。


 さて、4月の読書記録です。

・『オン・ザ・ライン』(朽木祥、小学館、2011.7)
 ちょうど借りてる時に課題図書のおしらせが来たので、急いで読んでみました。テニスにはまったり親友の彼女に惚れちゃったりいろいろ男はたいへんなのねー、てはなし。主人公が若干生活に苦しい設定なんですが、朽木さんなんで周りのひとはけっこうせれぶです……

・『絵が語る知らなかった江戸のくらし 諸国街道の巻』(本田豊、遊子館、2009)
 けっこう地味ーなシリーズなのですが、よう借りられているので便乗して借りてみました。1みひらきに当時の印刷物の影印と解説が載っていて、くずし字を読む勉強にもなりそうな感じ。たのしいです。

・『なんにもしないいちにち ハリネズミとちいさなおとなりさん1』(仁科幸子、フレーベル館、2004)

・『俺のリアルとネトゲがラブコメに侵蝕され始めてヤバイ』(藤谷ある、ホビージャパン文庫、2011.11)
 なんとなくいまどきのラノベを読んでみようとがんばってみた一冊。あらすじはタイトルのとおり! ただ、ファンタジックな設定があるんかと思ったらそうではなく、リアリティのないリアリズムのはなしでした。差し挟まれてる小ネタがわたしたちかそれ以上の世代向けのような……。

・『"文学少女"と死にたがりの道化』(野村美月、ファミ通文庫、2006)
 うまいなー。と感心。そうだ、続き借りてくるの忘れてた。

・『花言葉をさがして』(ヴァネッサ・ディフェンバー著、金原瑞人&西田佳子訳、ポプラ社、2011.8→12)
 読んでるあいだはすごくたのしかったのだけど、ラスト3ページくらいがなんだかしっくりこず。なんでやろ。

・『10代の本棚 こんな本に出会いたい』(あさのあつこ編著、岩波ジュニア新書、2011.11)
 はやみねかおるせんせーが、自分は読んでなかった純文学をやたら読んでおけーというのが謎(理由は示されず)。

・『鈴木おさむの胸キュン短歌』(ぴあ、2006)
 たのしかったー。男子目線ってこんなんなんですかね。

・『ドラフィル! 竜ヶ坂商店街の英雄』(美奈川護、メディアワークス文庫、2012.3)
 おもろかったー。プロになれるほどではないヴァイオリニストが、いろいろあって商店街付オーケストラのコンマスに就任するんだけど……てはなし。小気味よさと人情がうまいぐあいに絡んでます。

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3月の読書記録・後半

 

 のどの痛みと鼻水だけのかるーい風邪にかかっておりまして、いまいちがっつりおでかけする気になれません。というわけで引き続き読書記録。


・『どうして君は友だちがいないのか』(橋下徹、河出書房新社14歳の世渡り術、2007)
 学生時代の友達関係なんてどうせ社会人になったら続かないんだから、強いグループにうまいことくっついて渡って行ったらいいんだぜ……と読みましたがよろしかったでしょうか。なかなかおもしろかったです。

・『お引越し』(ひこ・田中、ベネッセ、1990)
 学生の時から読まなきゃー読まなきゃー思ってたのをやっとこさ。両親の離婚にゆれたりいろいろな女子のはなし。

・『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(タミ・シェム=トヴ著、母袋夏生訳、岩波書店、2007→2011.10)
 戦時下のオランダで、離れ離れになって匿われたあるユダヤ人一家の父娘が交わした手紙。学者の父が娘に送った美しい絵入りの手紙を、影印とストーリーで展開。よかった……! 自分が愛されている存在である、ということを感じさせてくれるものの重要さを感じました。

・『かぼちゃの下で ウガンダ戦争を生きる子どもたち』(桜木奈央子、春風社、2011.9)

・『本へのとびら 岩波少年文庫を語る』(宮崎駿、岩波新書、2011.10)

・『おうちで楽しむにほんの行事』(広田千悦子、技術評論社、2006)

・『なんとなく』(五味太郎、絵本館、2011.8)

・『うたこさん』(植垣歩子、佼成出版社、2011.9)

・『ふたりの雪だるま』(M.B.ゴフスタイン作、谷川俊太郎訳、すえもりブックス、1986→1992)

・『しらさぎ看護大学恋愛カルテ 花の初恋症候群』(山本渚、MF文庫ダ・ヴィンチ、2012.2)
 山本さんの新刊ー! と思ったら吉野北高ではなかった……こっちはこっちでおもしろかったです。ど田舎の学生生活っぷりとか、細かい描写のうまいひとやなあと思う。

・『炎路を行く者』(上橋菜穂子、偕成社、2012.2)

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3月の読書記録・前半

 

 ……先月の日記がたったの3件。なんだかすっかり「twitterに棲息している人」みたいになってますね……。反省してせめて読書記録で件数を稼いでみます。


・『るるちゃんのがっこう』(すどうめぐみ作、スドウピウ絵、学研、2006→2007)

・『寮の七日間 青春ミステリー・アンソロジー』(加藤実秋他、ポプラ文庫ピュアフル、2009→2012.1)
 寮が舞台・404号室・7日間という共通のお題を用いた競作ミステリ短編集。野村さんのがよい百合具合でした。

・『シアター! 2』(有川浩、メディアワークス文庫、2011.1)

・『赤き月の廻るころ 紅蓮の王子と囚われの花嫁』(岐川新、角川ビーンズ文庫、2009)
 たぶんビーンズ文庫を読んでみよう週間で、これともう1タイトル借りてきて結局読めずに返したのだった……読みはじめたらけっこうおもろいんだけどなあ、なんか読みはじめるまでに時間がかかってしまう。

・『母と子でみる オラドールの記憶 ナチスに虐殺されたフランスの村』(岩切信文、山本耕二写真、草の根出版会、2003)
 名古屋市長のいろいろのときだったか、虐殺があったとしても戦争なんだから当たり前やし今更賠償をもとめたりいろいろするのはおかしい、という若い人の呟きをみかけてちょっと危機感を抱いたのでした。歴史や法の研究者ではないのであんまりつっこめないのだけど……そのこととこの本が直接かかわっているわけではないのだけど。

・『キツネとしゅんぺいじいさん』(森はな文、梶山俊夫絵、教育画劇、1988)

・『わたしのなかの子ども』(シビル・ウェッタシンハ著、松岡享子訳、福音館、1995→2011.2)
 これはおもろかったー。80年くらい前のスリランカの小村の暮らしが、どうしてこんなに心にぴったりくるんだろう。

・『エイミーとルイス』(リビー・グリーソン文、フレヤ・ブラックウッド絵、角田光代訳、岩崎書店、2006→2011.5)
 地球の裏側に引っ越しちゃった幼馴染の名前を呼ぶ、というなんとも切ない絵本……だけに二次創作のしがいがありそう、とか考えちゃいましたよ。どなたかいかがですか。

・『源氏物の怪語り』(渡瀬草一郎、メディアワークス文庫、2012.1)
 紫式部の亡き姉が賢子(紫式部の娘)にとりついて〜という怪異(?)譚4編。実際は本気の怪異というでもなかったね、当人の心のもちよう次第なんだねーというオチばかりなのでちょっとワンパターンに思えてしまいました。伊勢大輔などの有名なエピソードが織り込まれているので、平安時代のお勉強にはなりそう。

・『ぼくにきづいたひ』(杉山亮作、片山健絵、理論社、1995)
 ミルキー杉山ってこういうのも書いてはったんだー、という一作。自然の中におかれた自分の存在を意識することで視野が広がる、てはなしなんかなーと思いました。

・『彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女』
・『彩雲国物語 紫闇の玉座』上・下(雪乃紗衣、角川ビーンズ文庫)
 やっとこさ最後まで読めた……。みごとやなあ。

 

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風邪引きゴールデンウィーク

 

 この時期毎度のことなんですが、うっすらと風邪にかかっておるようで、今日はいちにち布団でだらーんとしていました。視覚刺激がないとさみしいので、めずらしく携帯からtwitterを見たり(みるだけ)本読んだり漫画読んだり。うちの「Daddy Long Legs」はどこにいったんだろう……勝田さんのやつ。もしや職場においたまんまか。

 おとついは毎年恒例の用事で大学に。なんか年を重ねるごとにうまくしゃべれなくなってる気がする。おしごとに関するはなしをする場なんですが、採用試験のこととかほんまに忘却の彼方なもんで。来年こそはちゃんと準備をしていこうと思います。
 あとは業界のえらいさんとか活躍してはる方とかに刺激を受けたりいろいろー。一瞬ついったで別アカウントつくってもっと同業者と交流すべきなんやろかとか考えてしまいましたが、一晩たったら吹き飛んでしまいました。ちきん。


 んで昨日はお昼からK氏と合流して、テルマエの映画鑑賞! わおー。ビームに最初の読み切りが載ったとき、ひとりでぎゃあぎゃあ騒いでいたのがうそみたいにお客さんがたくさんいてて、いろんなところで笑ってはりました。すごいなあー。わたくしとしては原作読んでるのがたのしいかなー・とも思いましたが、映画は映画でおもしろかったです。じゃっかんあべかんの裸体を満喫するための映画なんか、という気がしなくもなかったけど! あとじーちゃんたちがかわいかった。うんうん。
 そんで夕方は某クラシックの祭典にゆきました。ほんとはいろいろはしごしたりしてみたかったのですが、時間の都合でできず。来年もあったらはしごしてみたいなー。

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春のおでかけ・その2

  
  
 花見第二弾を敢行してまいりました。

 四条烏丸でK氏と昼ごはんをいただいたあと(暑かったのもあって豪勢に海鮮丼などたのんでしまった……)、バスで北野白梅町まで移動。路地をたらたらと歩き、途中自転車にまたがった幼稚園生(麦わら帽子をかぶっていた)にどや顔をされたりしつつ、北野天満宮へ。こないだ太宰府行ったばっかなんで変な気分。その前に文子天満宮に行ったりもしたしなー。まあいいや。境内にはけっこう八重桜がええ感じに咲いておりました。梅はちいさい実をつけていた。
 んで北に抜けて平野神社です。北野さんにくらべるとややマイナーかも知れませんが、実はここは桜の名所。それも多品種を楽しめる名所なのです。そのくせ実は十月桜の咲いているときにしか行ったことがなく、あそこまでおもろい桜ばかりとは思っておりませんでした……くわしくはこちら。さみどりの花をつける御衣黄、淡紅色の平野妹背なんかが見ごろ。足元に視線をおとしても、芝桜やおどりこそうやすみれやたんぽぽや、といろいろにぎやかでした。たのしい。

 今日はかなり陽射しがつよく、藤野のソフトクリームを食べようか食べまいかと言いながら結局東進して、今度は千本釈迦堂へ。こちらにも御衣黄の桜が植わっています(近所の学校にもあった)。ちゃんと拝観料払っていろいろ見せていただいたらもっとたのしいんだろうなあ、と思いつつ青もみじと出たての葉が赤いもみじと桜を満喫して更に東進、白峯神社に立ち寄りました。実はこちらのお社に参拝するのは初……だと思う。ここには鬱金の桜が植わっていて、ちょうど満開でした。御衣黄よりもうちょっとはなやかなかんじ。

 ほんでまた路地を抜け抜け、新町でアイスを買って公園で食し、烏丸今出川にたどりついたところで大学でしゃがの花を鑑賞して解散。いや、平野さんにしゃがが咲いていたんですけど、同じところにこれから咲くのかジャーマンアイリスの札が立っていて、いやでもこれしゃがだよね? と確認しに行ったのです……ジャーマンアイリスってめっちゃ花弁の大きくてやたらカラフルやつやないか! もー。

 
 というわけで、バス代けちって暑い中を5kmちょい歩きましたとさ。おさんぽマップはこちら

 

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春のおでかけ

   

 居住地のあたりは昨日やっとこさ咲きだしたのですが、京都(平地)はもう見ごろ。というわけで、お昼から京都に出ていろいろとめぐってきました。

 京都駅からバスに乗って三条河原町まで行ってフィルムを調達して、再び車上の人となり百万遍まで移動。途中ちらちらと木屋町の桜が見えたのですが、なかなかの咲きっぷりだったもようです。
 ほんでまずは知恩寺へ。桜の名所というイメージはありませんが、大島桜らしき桜など、境内外に何種類かの桜が植わっています。赤い木瓜もきれい。
 それから今出川通を東へ進み、京大農学部の塀に沿って路地を練り歩き、疏水につきあたったところで折れてshizukuでごはん。ここらへんにいろいろカフェがあるらしいー、というのはなんとなく知っていたのですが、うまいこと出会えてよかったー。わりとかいらしい量でしたが、おいしかったです。鮭と長芋の揚げ煮をメインにした日替わりランチをいただきました。窓から疏水の桜が観られるのも魅力。
 ほんで疏水沿いを写真撮りながらずずーと進んで、哲学の道へ。流石にけっこうな人出でした。そのまま法然院前まで歩いて右折し、白川沿いを歩き今度は真如堂へ。白川通りと白川が交差するところのファミマから真如堂ののぼり口まで、見事な桜並木でした。白川の水も綺麗だしー。しかも観光客がほとんどいない! まあ、別に京都っぽくないっちゃーないのですけど、個人的にはけっこう穴場なのでは・とおもう……。
 で、がんばって真如堂までのぼって、いつもどおり拝観料のかかるゾーンへは入らずに境内をぐるぐるして、吉田山方面へ下りてもっかいのぼってー、としました。竹中稲荷社に詣でてそのままつきぬけてみたら吉田山山道。おおーひさびさに来た! なんかなにかの試験(笑)の前日に来たような記憶がありますが、改めてあたりを見回してみると何故こんなとこ上ったよ18の自分……と思いますね。あ、竹中稲荷社では桜の花をついばむめじろを撮れた……かも知れない(フィルムだからまだわかんない)。白川沿いのめじろより、おとなしゅーしててくれてました。
 ついでなので吉田さんにも詣でてきました。こっちも山桜がええかんじなのに、ぜんぜん観光客がいなくて以下略。

 ほんで東山東一条に出て、関西日仏会館へ。おお……素敵空間……。しばし図書室で「ふらんす」を読ませてもらって、京都シネマと合同でやってるアラン・レネ特集を観にゆきました。「夜と霧」。V.E.フランクルの名著と直接のかかわりはないそうですが、アウシュヴィッツのドキュメンタリー映画です。収容所〜終戦時のナチスや連合軍による映像、映画製作当時(1955年)の映像と、ホロコースト生存者である作家のことば、そしてドイツ人作曲家による音楽による映画。30分とはいえ、辛い映像でした。あれだけの言葉が尽くされていてなお、饒舌ではない。舐めるように撮られた「現在」の映像から想起させられるものの生々しさ、酷さ。
 上映後、京都シネマスタッフの西岡さんによる、レネ作品(の主に前半期)についてのトークがありました。以前プチ・ニコラを観に行った時に、フランス語でお客さんとやりとりしてた方だー! 研究者でもあらはったのですね。なっとく……。全然勉強しておらず、固有名詞に弱いわたしでも、かなりわかりやすいトークでした。聴けてよかったー。

 それから雅ちゃんをお呼び出しして京大ルネで夕ごはん。ひさびさに甘辛ステーキを食べたぜー。
 さらにひとりで三条河原町まで出て、BALのジュンクに寄って堀江さんの写真集をさがそうと思ったら既に営業時間が終わっていて、しくしくと四条まで下がってブックファーストに寄ったものの在庫なし。向かいのエクセルシオールでむなしくカフェラテをすすり、再びバスに乗って京都駅まで戻りましたとさ。


 きょうのおさんぽマップはこちら

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春の嵐・おでかけ中止

 

 気象庁の呼びかけに応えて正解だった、と思わされる一日でした。職場のひとを誘って朝からばりばりおでかけの予定だったのですが、なんかどこ見ても「出掛けるのやめとけ」て感じやったので中止に。残念ですけど仕方がない、大人ですもの!
 んでおうちでぐだぐだしてました。頭痛がしたり熱ぽかったのもあって寝たり起きたり。遅い昼食をとっているあいだ、風が吹くわ雨が吹きつけるわしまいには雹まで窓にがんがん当たるわ、台風慣れっこの宮崎人とはいえひさびさに怖い思いをいたしました。うちのベランダ、かなり軒が深くてちょっとやそっとでは窓に雨が到達することがないのですが、今日は窓のいちばん上までびしょぬれでした(←雨戸がない)。窓どころか建物全体が揺れてるし(これはいつも)、駐車場のプレハブは倒れてるし、いやいやたいしたものです。
 ここらへんはまだつぼみですが、桜が見ごろのところはこの風雨でもったいないことになってしまったのでは。

 そういや今年の課題図書になっていた某書をちょうど手元に持っていたので読んでみたのですが、……おお、そうくるかー。という内容でした。でもこれで感想文書けるんか。どうなんだ(いつものこと)。しかし相変わらずはいそさえてぃーじゃのう。


 さて、2月の読書記録・後半です。

・『きぼう こころひらくとき』(ローレン・トンプソン作、千葉茂樹訳、ほるぷ出版、2008→2009)

・『ふしぎなナンターラ』(イルソン・ナ作、小島希里訳、光村教育図書、2008→2009)
 ボーイ・ミーツ・ガールならぬ、えれふぁんと・みーつ・あんぶれーらな話でした。

・『僕のお父さんは東電の社員です』(毎日小学生新聞編+森達也、現代書館、2011.11)
 読みながら泣けてしかたがなかった。小学生がこんな問題と真剣に向き合って考えていかねばならない、時代というものに泣けたのかなーと思う。その一方で、考える力というものがどうやってついていくのか、学年ごとに追えて興味深かったです……。

・『鷹のように帆をあげて』(まはら三桃、講談社、2012.1)
 うっかり買ってしまったまはらさんの新作。すがすがしかったー!

・『おおかみと七ひきのこやぎ』(グリム童話、フェリクス・ホフマン絵、瀬田貞二訳、福音館、1957→1967)
 読み返してみたらなんだかいろいろ意外でした。粉屋が脅されてるとことか。

・『ゆきのひはあついあつい』(いわむらかずお、至光社、1983)

・『もういちど家族になる日まで』(スザンヌ・ラフルーア作、永瀬比奈訳、徳間書店、2009→2011.12)
 父と妹を事故で亡くしたおまけに、心身喪失した母にネグレクトされてしまった女の子のはなし。11歳でこんな過酷な運命ってー。良い祖母に良い友、良い先生にめぐりあえて、だんだんと再生してゆきます。アメリカらしいおはなし。
 日本の家族問題に切り込んだ児童文学って、育ってるかなーどうかなー。うーん。

・『ボクの彼氏はどこにいる?』(石川大我、講談社文庫、2002→2009)
 修学旅行のエピソードがほほえましくも辛い。

・『パリのおばあさんの物語』(スージー・モルゲンステルヌ作、セルジュ・ブロック絵、岸惠子訳、千倉書房、2008)

・『ザ・ママの研究』(信田さよ子、理論社よりみちパン!セ、2010.9)
 イースト・プレスから新版が出ましたが、なんとなく旧版。家族問題云々はとりあえずこっちかなー。ママのタイプ別に考察と対処法を記します。おもろい。

・『いちにちおもちゃ』(ふくだあきひろ作、かわしまななえ絵、PHP、2009)
 あんまりお上品な感じではなかったりもしますが、おもろいです。

・『おやじがき 絶滅危惧種中年男性図鑑』(内澤旬子、にんげん出版、2008)
 こちらも最近河出文庫で出しなおされましたが、職場にあった旧版。そういえば『おじさん図鑑』も流行ってますね……

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ねんどまつ

 

 4月からはいろいろびっくりな新体制のようで、今からどきどきですがまあどうしようもない……がんばろ。毎年4月から9月くらいまでばったばたなんよなー、そういえば。
 それより個人的にここ2週くらいはおでかけやら来客やら犬ホームズ観るのやら(映画合わせでぎゃおーで無料公開してくれてはったんですけどね、2泊3日で旅行のある一週間に9本とかほんまにもう……)でてんやわんやでした。
 

 さて、2月の読書記録・前半です。

・『本日は大安なり』(辻村深月、角川書店、2011)
 あ、ドラマになってましたねー。新聞の番組欄で見る限りけっこう話が変わっていたような。辻村さんちょっと苦手なんですが、これはおもしろかったです。結婚式場の悲喜こもごもどたばた話。

・『どうしてダブってみえちゃうの?』(ジョージ・エラ・リヨン文、リン・アヴィル絵、品川裕香訳、岩崎書店、2010→2011.7)

・『ワールズエンド・ガールフレンド』(荒川工、小学館ガガガ文庫、2011)
 ガガガ文庫だけどMF文庫ぽい感じでした。内容も挿画も。語りによってだんだん真実野明らかにされていく感じがよかった。

・『1円くんと五円じい ひみつのちていおんせん』(久住昌之作、久住卓也絵、ポプラ社、2011.6)
 「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」で話題の久住さんの……児童文学。下ネタ多めです。

・『こだぬき6ぴき』(なかがわりえこ文、なかがわそうや絵、岩波書店、1972)
 たぬきのおとうさんが指揮者……

・『徒然草REMIX』(酒井順子、新潮社、2011.11)
 酒井さんの突っ込みにより徒然草を楽しむ本。章末の兼好・清少納言対談もおもろいです。

・『青い羊の丘』(竹下文子、角川書店、2011.7)
 ……この主人公の男の子がこんな膝出し美少年である必要性はどこnげふんげふん(掲載誌のせいですよね、わかってます)。同著者の『旅するウサギ』と似た感じやなー。

・『わたしのひかり』(モリー・バング作、さくまゆみこ訳、評論社、2004→2011.6)
 電気のでどころを考える絵本。

・『銀盤のトレース』(碧野圭、実業之日本社、2010.2)
 今文庫で出ているシリーズの承前になってもてるハードカバー。ちょっと主人公に都合よすぎですが、まあそれもまた楽しみ。

・『わたしの小さな古本屋』(田中美穂、洋泉社、2012.2)
 倉敷・蟲文庫がいかにしてできたのか、いかにして育っていったのかを綴る店主による本。

・『みえないもののうらがわは? 暮らしの道しるべ覚書』(広田千悦子、技術評論社、2011.11)

・『はじめての日本神話 「古事記」を読みとく』(坂本勝、ちくまプリマー新書、2012.1)

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ふくおかゆき

 

 二泊三日で、福岡に行っておりました。

 16日→午前中だけ仕事して、急ぎ新大阪へ。Cちゃんと合流してのぞみで博多へ。Sはんと合流してイタリアンで夕食→スタバでお茶。なんかみんないろいろ人生の転換期ていうか転職の時期なんでしょうか……。23時前にホテルにチェックイン。

 17日→わたくしは友人の結婚式に出席。最初(新郎新婦の紹介ビデオ)っから最後(新郎新婦とそれぞれのご両親によるお見送り)まで泣いてました。あんまり結婚式で泣いちゃうほうじゃないんですが、さすがに20年近い付き合いとなるとねえー。ホテルに戻って夕飯はCちゃんと屋台へ。いやだってホテルが中州だったんだもの! 天神のほうまで行って戻ってきたあたりでやっとこさ決めて入りました。焼酎お湯割りとおでんと焼き物(串焼き)とラーメン(半玉ではなく、フルで……)をたいらげる。ホテルに戻ってチョコレートドリンクとたらみのゼリーを半分たいらげてやっとこさ満腹に。……いや、だって、披露宴のデザートを諸事情で半分しかたべられなかったんだもの!(それ以外は完食)

 18日→朝から太宰府天満宮へ。ちょうど梅の見頃で、まあ散り始めではあったのですが楽しめました。楽しみ過ぎて山んなかをさまよいました。天開稲荷社までのぼって裏の山を抜けて遊園地まで出ていろいろ爆笑したり……いや、天開稲荷社のあたりからね、遊園地のけった……軽快な音楽が聞こえてきたりね、遊園地の入り口横にじゃじゃ丸がいたりね、いろいろね……。
 いいかげん疲れたので、九博入り口ちかくのお茶屋さんで休憩。梅ヶ枝餅と梅茶のセットが280円、抹茶のセットが420円でした。ここ重要。事前に調べていたわけではないのですが、実は駅から神社までの参道沿いのお店よりずっと安いのです。しかも梅園を眺めながらいただけるという乙なつくりでございました。
 んで、休憩したところで九博へ。この時点で11時前やったかいな。特別展はやっていない期間なので、常設展へ。展示多かったー! 部屋多かったー! ちょっとコンセプトがわかりづらかったー! 九州とアジア中心にだいたい歴史を追うような感じの展示だと思うのですが、なんだか半端にみんぱくぽいところも……展示室がすごくフリーな感じなので、順路に沿って見たい人にはあんまり親切じゃないつくりかも。全体としては面白かったのですが、素人目にもいろいろ気になるところはありました。石棒の説明はあれでいいんだろうか。いやまあ諸説あるんやろけど、なんかごまかされた感のある展示やったなあ。
 ほんで出てきたら14時くらいやったかな。ふらふらになりながら牛さんや麒麟さんを見て、参道沿いのお茶屋さんで鍋焼きうどんをいただきました。バイトの女の子が可愛かったです(眼鏡!)。で、駅に向かおうとしてたらなにやら梅の木の載った車を牽く牛とおはやしの人々が。なにごと? と暫く眺めて、立ち止まった一行のひとりに尋ねたところ、「初老の梅上げ」と言って氏子のうち、厄年の人が集まって献梅をするのだ、と言って紅白の餅をどさどさとくれはりました。わーい。あ、ちょうど記事がある……そういえばカメラいたなあ。
 それから西鉄→地下鉄で博多駅に戻り、お土産だの駅弁だの買って帰りはみずほに乗車。たのしい三日間でございました。

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